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2020.07.10

コラム

バランスのとれた舵

”心技体”という言葉があります。
最高のパフォーマンスをするのには3つのバランスが大事です。
また、人生のバランスにはしなやかなさがあればなお良しです。
常に成長し続ける気持ちと知識、経験がエッセンスになると思います。
そこで本日は、飛行機の三つの舵のお話を一つさせていただきたいと思います。

三舵とは、飛行機の姿勢を変える方向舵、昇降舵、補助翼の三つの動翼を言います。方向舵は飛行機の機首を左右に動かす舵、昇降舵は飛行機の機首を上下に動かす舵、補助翼は飛行機を左右に傾ける舵です。

飛行機は三次元の運動をしていますから、この三つの舵を釣り合わせて操縦すると飛行機に乗っている人は何の不快感もなく、快適なフライトが楽しめます。
飛行機の操縦と自動車の運転を比較してみますと、自動車でカーブを曲がるとき、カーブのR(直径)が小さければ小さいほど自動車の動きに車中の人の動きがついていきません。
車中の人は自動車の旋回方向とは逆の側に押し付けられてしまいます。ましてや水を入れた紙コップを手で持っている場合では、水がこぼれてしまいます。これは自動車が滑っているからです。
熊野古道に至るクネクネ道の運転や、栃木県日光市の48ものカーブがあるいろは坂の運転では、運転者さえも気分が悪くなりますよね。

飛行機を旋回させるときは、方向舵だけを使って方向を変えるわけではありません。旋回半径に応じた傾きを管制する補助翼、方向を管制する方向舵
高度を管制する昇降舵の三舵を上手く釣り合わせて飛行機を滑らせることなく操縦すると、乗客はこれまで見えていた地上の景色の変化や、見えていた太陽の方向がこれまでと変化したことによってはじめて飛行機が旋回したことを知ることになります。
機内で目を閉じている乗客に「あっ 今飛行機は旋回しているな。」とバレるような操縦をしてはダメだ。と先輩からよくしかられたものです。

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