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2020.07.16

コラム

飛行機の距離測定

コロナの第2波が懸念される今日この頃ですが "新しい生活様式" の1つであるソーシャルディスタンスについて
★ディスタンス★ 距離、道のり、また隔たりと意味します。
物質的な【距離】をとらなくてはいけませんが
今だからこそ隔たりなく助け合う、寄り添う、思いやるという心の【距離】は近くありたいものです。
本日は飛行機はどうやって【距離】を測っているのかというお話をしたいと思います。 


飛行機から地上局までの距離を測定する装置をDME(distance measuring equipment ディスタンス メジャリング イクイップメント)といいます。
DMEの作動原理は、まず1対のパルス(質問信号)が飛行機から特定の間隔で発射され、これを受信した機上局は、質問信号に応じて周波数は異なる
同じ間隔のパルス(応答信号)を飛行機に送り返します。
飛行機のDME機器は、信号の往復に要した時間を測定しこれを飛行機と地上局の距離(マイル)に換算して表示します。

パイロットはこの機器に表示された距離をどのように活用するのでしょうか。チャンネルにより選定した地上局までの距離は、飛行機の速度に応じて刻々と変化します。この変化量を単位時間で測定します。

秒時計による測定で1分間に5マイル変化した場合は、時速に換算すると、5マイル×60分=300マイルとなり、
時速300ノット(約555㎞/h)で進んでいることになります。

この速度は、飛行機の速度計に表される速度(対気速度)ではなくて、風の影響を加味した、対地速度です。
地上局までの距離を時速300ノットで割れば地上局上空に到達するのにあと何分かかるかが計算できます。

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